2月の最小湿度を更新

2月の最小湿度を更新
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2月25日は2月の最小湿度を更新

25日は大陸から乾いた空気をもつ高気圧が張り出して、記録的に湿度が低くなりました。

今シーズン(昨年秋以降)最も湿度が低くなったところが多く、名古屋・岐阜・高山では2月の統計史上最低になりました(高山は1位タイ)。

名古屋では1960年2月29日に観測した11%を下回り、これまでの1位の記録を61年ぶりに更新。また、年間を通してみても6位タイの記録です。

岐阜では年間でも2位タイ(1962年3月31日、2003年4月1日、2014年4月12日)の記録になりました。

2002年4月5日には大規模な山火事も

ここまで湿度が下がると、やはり心配なのが火災です。

岐阜で年間最小湿度1位である6%を記録した2002年4月5日は、岐阜市を出火場所とする山林火災が発生、岐阜市東部から各務原市・関市にかけて火が燃え広がりました。幸い住家被害もなく翌日には鎮火しましたが、被害面積は東京ドーム約87個分にもなる約410haと、岐阜県で過去最大規模の林野火災となりました。

この日の最大瞬間風速は西風で14.2m/sと、乾いた強い風が吹き付け、火災が広がりやすい気象条件でした。

南北に長い高気圧に覆われ全国的に晴れた

愛知県のまとめによると、2018年までの5年平均で、年間約34件の山火事が発生、そのうちの約8割が空気の乾燥する12月から5月に発生しています。さらに山火事の多くがたき火やたばこなど、人の不注意により発生しているということです。火災は一人一人の意識と行動で未然に防ぐことができます。改めて気を引き締めましょう。

参考:愛知県 林野火災対策 https://www.pref.aichi.jp/soshiki/shinrin/yamakajiyobou.html
   内閣府 平成14年に発生した主な林野火災 http://www.bousai.go.jp/kaigirep/hakusho/h15/bousai2003/html/honmon/hm110305.htm

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