緊急帝王切開の術後 傷の痛みは?入院日数は?入院生活まとめ

入院

2021年11月に第一子を緊急帝王切開で出産しました。

無事に出産を終えてほっとできたのも束の間、傷の痛みやおっぱいの張りの痛みは想像を超えるものでした。

緊急帝王切開なんて予想外、その入院生活はもっと予想外…ということで、このブログでは入院中に取っていたメモをもとに、

・帝王切開手術後、日常生活を取り戻すまでの日数(水や食事はいつから?など)

・入院生活の1日のスケジュール

・帝王切開手術の傷の痛み

についてまとめています!

目次

手術翌日:24時間ぶりの食事がとても美味しい

・未明~明け方

まだ麻酔が効いているのか、痛みはほとんど感じませんでした。出産が本当に終わったのかとまだ信じられない気持ちです。

助産師さんが数時間おきに経過をみにきてくださいます。睡眠はその合間に少しずつ取れました。

・朝 医師の回診

私の産院では日替わりで午前中に担当医師が回診に来ていました。 赤ちゃんはよく泣いて元気とのことで一安心です。

水分が取れないのとお腹に力が入らないのとで、声があまり出なかったのですが、お昼には水分を摂っても大丈夫そうと言われました。

・午前11時 執刀医師の回診

執刀してくださった医師も回診に来てくださいました。 ここで水分を摂る許可が出て、食事も夕食からいただけることになりました。

基本的には寝たきりですが、テレビやスマートフォンを見ることはできます。

助産師さんがまだまだ頻繁にお世話してくださいます。 胸につけられていた心電図が外されました。

・午後6時

24時間ぶりの食事です。 重湯と、里芋やじゃがいもをふかしたもの、魚の煮つけ(かなりほぐされた状態)、ヨーグルトでした。

24時間ぶりの食事はとても美味しく、食べられることがこんなにも幸せなのかと痛感しました。

足につけられていたむくみ解消のポンプが外され、少しずつ身軽になっていきます。

産後2日目:身体につけられていた管が全て取れた!

・午前8時

朝食は5分粥で、少しずつ通常食に近づいていきます。 他には白和え、大根と鶏肉の煮物、フルーツ、ヨーグルトでした。

・午前9時

ベッドから起き上がるものの、腰が真っ直ぐになりません。かろうじて立てる状態です。

助産師さんの指示の下、棒を持ちながら、病室内のトイレを目指して歩きます。

なんとかたどり着くことができたので、尿管を外すことになりました。 外すのは痛くありません。違和感程度でしょうか。

着替えをするのも一苦労。まだ入浴はできないので、身体を拭いてもらいました。

・午前10時過ぎ

初めて赤ちゃんが病室にやってきました。 母親になった実感がようやく湧いたような気がします。

想像以上に小さくてびっくりしました。

・午前11:30

外来でお世話になっていた医師が病室にやってきました(執刀医とは別の医師です)。

先生から陣痛と帝王切開、両方の痛みに耐えてすごいと言われて、 心が救われたような気がしました。

・正午

お昼ご飯が普通食になりました。 どれも美味しくて食べ過ぎてしまいます。 この入院期間中は、人生で最も食べていたような気がします。

・午後2時

夫が面会にきました。コロナの影響で、面会は他県に行き来していない同居の家族のみで、1時間以内でした。

麻酔のせいか、頭痛が激しいです。

・午後4時半

点滴が終了し、これで身体中の管が全部取れました。 なんという解放感でしょう! 明日から飲み薬に切り替わります。

産後3日目:初めての授乳

・午前6時半起床

傷口が痛んであまり眠れませんでした。 どうしたら楽になるのか、身体を左右に動かしますが未だつかめずにいます。

うっかりくしゃみをしてしまった際にお腹に激痛が走り、傷が開くのではないかと不安になりました。

むくみがひどく、足の甲がゾウさん状態です。

朝から病室内のポットで自分でお茶を入れられました(少し歩かないといけない)。

お腹は痛みますが、少しずつ動けるようになって嬉しいです。

・午前7時半

後陣痛が少し痛みます。

これまで毎朝こまめに来ていた助産師さんの来訪がなく、少しずつ回復しているのだと実感します。

・午前8時

頭がクラクラします。横になって身体を休めることに専念します。

・午前9時半

病院から出されるもの以外のものも食べて良いと言われたので、 大好きな柿を食べました。好きなものが食べられて幸せです。

・午前11時

今回の回診でお腹に貼っていた大きなガーゼが外れ、入浴の許可が下りました。

さっそく浴びてさっぱり! おそるおそるお腹にシャワーをかけましたが、傷に染みたりはしませんでした。

・午後2時半

初めての母乳をあげることになりました。助産師さんに教えられながら乳頭をマッサージするのですが、これがとても痛い!

なんとか右側は2グラム分飲んでくれましたが、左側は寝てしまい、飲んでくれませんでした。

出産後に母乳が出てくることにびっくりです。人体の不思議ですね。

足りない分はミルクで補い、その後搾乳するのですが、これがまた痛い……。

・午後7時半

私はまだ赤ちゃんと長時間過ごせません。

今日はあまり一緒に過ごしていないので、会いたくなってベビー部屋をガラス越しに外から眺めます。

いろんな表情をしながらすやすや寝ていて、涙が溢れてきました

・午後9時半

おっぱいが張るので搾乳します。 とにかく痛いのですが、なんとか10㎖絞り出しました。

保冷剤を当てながら寝ることになりました。

産後4日・5日目:頭もお腹も胸も痛い

4日目

・午前1時

目が覚めました。その後目をつぶり何とか寝ようとするものの、やはり胸が張って痛くてなかなか寝付けません

・午前4時

たまらずナースコールをしてしまいました。 助産師さんが搾乳をしてくれますが、とにかく激痛です。

冷やしながら寝ることになりましたが、また午前7時ごろに搾乳することになりました。

・午前6時

目が覚めましたが、少しでも眠ることができてよかったです。

・午前7時

別の助産師さんが1時間ほどかけておっぱいマッサージをしてくれました。

激痛でしたが、張りはおさまりました。

・午前10時

初めて授乳室に出向き、わが子に授乳します。

まだまだ母乳だけでは足りないので、ミルクを足します。

その後まだおっぱいが張るので搾乳をするのですが、合計1時間ほどかかり、とっても体力が要ります…。

・11時

医師の回診。 まだ頭痛がするので相談したところ、麻酔の影響かもしれないとのことで、飲み薬を処方してもらいます。

・正午

今日のお昼は体力回復の薬膳。 とってもおいしかったです。

・午後1時

楽しいお昼の時間はあっという間で、すぐに授乳の時間がやってきます。 夫が面会に来ていたので、足りない分のミルクは部屋であげることにしました。 夫は初めての授乳です。 病院でも洗濯はできますが、そんな余力はないので夫にお願いします。

・午後2時半

何度か横になりますが、事務の方やミルク業者の方など、訪問者が多くゆっくり休めません。

・午後4時

もう授乳の時間です。胸がかなり赤いのと頭痛が激しいので、また飲み薬を処方されます。

・午後7時

授乳しないと張って辛いので、何とかがんばって授乳します。 正直クタクタです。

5日目は基本的に4日目と同じスケジュールです。

頭痛は和らぎましたが、そうなるとお腹の傷の痛みが気になります。

産後6日目:恐怖の抜鉤

・午前2時

やはり胸が張って目が覚めます。 でも搾乳するのもしんどいので、もう一度寝ることに。

・午前5時

再び目が覚めます。 もうすぐ授乳の時間なので起きることにしました。お腹が空いたのでドライフルーツとソイジョイを食べました。

・午前6時

授乳はしんどいですが子どもに会えるのは楽しみです。 今朝は50mlも飲んでくれました。色々な表情をしていてとても可愛いです。

・午前8時

朝食でホットケーキが出てきました。食べるのは久しぶりです。

・午前9時半

沐浴指導を受けます。手数が多く、退院してから一人でできる気がしません。

・午前11時

恐怖の抜鉤……と思ったのですが、全く痛みはありませんでした。 スケジュール表をもらってからこの日が怖かったので(笑)、ほっと一安心です。

・午後1時

子どもは眠そうで、なかなか授乳がうまくいきません。 とっても焦ります。 張りがひどいので再びマッサージをしてもらうことになりました。

・午後3時

今日のおやつは鬼まんじゅうです。 小さいころから大好きで、妊娠中は我慢していたので嬉しかったです。

産後7日目:退院前日!支払い金額に驚愕

いよいよ明日に退院を控え…不安な気持ちでいっぱいです。

・午前9時

医師の退院診察があります。子宮収縮も順調とのことですが、血圧が高めなので、退院後も血圧は測るよう指示されます。

・午後3時

事務の方から出産・入院費用の概算を聞いたのですが、30万と言われてびっくり!

これは出産一時金の42万円を差し引いた金額です。

帝王切開は保険適用なので、もっと負担は少ないと思っていました (高額療養費制度で後から戻ってきましたが)。

詳細はこちらにまとめていますので、併せてご覧ください。

・午後6時

退院前夜なのでお祝い膳です。 妊娠・出産を頑張った自分をねぎらいます。

・午後9時

束の間の一人の時間です。 明日からも子どもがたくさん寝てくれることを祈りつつ、眠りにつきます。

産後8日目:いよいよ退院!改めて出産という奇跡に感謝

退院に向けてあれもやらなきゃこれもやらなきゃと思うと、前日はあまり眠れませんでした。

いつも通り医師の回診を済ませたあとは、 助産師さんの退院指導を受けてバタバタと準備します。

ここで疑問に思っていることをまとめて質問できるので、 質問事項はあらかじめまとめておくと良いですよ。

いざまとめてみると予想以上に荷物が多かったので、入院中に使用しなくなったものはこまめに家族に持って帰ってもらいましょう。

改めて、出産は奇跡の連続なのだと感じました。

家族や職場、病院スタッフや知人はもちろんのこと、電車で席を譲ってくださった方、優しく声をかけて下さった方皆様に感謝です。

今回の記事が、一人でも多くの妊婦さんの参考になれば幸いです。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 投稿ありがとうございます。すごく大変でしたね。
    お子さんへの愛情も感じます。
    これからも頑張って下さい。応援してます。

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