九州~関東にかけて6月27・28日に記録的に早い梅雨明けとなりましたが(速報値)、その後は関東や東海を中心に記録的な暑さとなり、体温を超えるような危険な暑さが続きました。今週の暑さをまとめます。
目次
最高気温振り返り
6月27日(月)
6月28日(火)
6月29日(水)
6月30日(木)
6月30日にかけて、東海3県はこの時期としては異例の暑さが続き、各地で6月の観測史上最高気温を更新しました。
7月1日(金)
この日は名古屋で40℃予想でしたが、東海3県で40℃に達したのは多治見のみでした。多治見はこれで8度目の40℃以上ですが、7月上旬に観測するのは初めてです。また愛知県豊田市の39.8℃は、史上最も気温が高くなりました(これまでの1位は2018年7月18日の39.7℃)。
全国的にみても、暑さのピークとなった1日(金)には、40℃以上を観測した地点が6か所もありました。40℃以上を観測するのは、6月25日の群馬県伊勢崎市(40.2℃を観測)、6月29日の同じく群馬県伊勢崎市(40.0℃を観測)に続いて今年3日目です。
暑さの原因は
日本付近は南から太平洋高気圧に覆われ、いわゆるクジラの尾型と呼ばれる、全国的に猛暑が続くときの気圧配置となりました。
また、太平洋高気圧に加えてチベット高気圧も張り出しを強め、暖かい空気に覆われやす状況でした。
さらに、東海地方は北~西風が山を吹き降りるフェーン現象によって、濃尾平野を中心に気温が上がりやすくなりました。
この先は高気圧も張り出しを弱め、体温を超えるような危険な暑さは収まる見込みです。ただ湿気が多く蒸し暑い日は続きますので、熱中症には引き続き注意が必要です。
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