25日(木)の夕方～夜は、突然の激しい雨や雷雨に驚かれた方も多かったかもしれません。
停電したり、電車が止まったりと大きな影響がありました。この日の雨を振り返ります。
目次
記録的大雨 原因は
東海地方には西から低気圧が近づいてきていて、この低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定でした。またこの低気圧は弱い前線を伴っていて、この前線に向かっても暖かく湿った空気が流れ込みました。このため低気圧の東～南側でかなり雨雲が発達し、東海地方を通過していきました。
雨量まとめ
8月25日は、朝から志摩半島で猛烈な雨を解析するなど、すでに大雨になった所がありました。
昼頃には一旦小康状態となりましたが、また昼過ぎから雨雲が発達し、東海地方を通過していきました。
雨雲が局地的でしたのでアメダスに反映されていない部分もありますが、岐阜市では午後6時35分までの１時間に78.0ミリの非常に激しい雨を観測し、８月史上最大となりました。
境川の増水状況
この局地的な大雨で、岐阜市の高田地区では境川から水が溢れ（右岸）、警戒レベル５相当の氾濫発生情報が出ました。
非常に激しい雨が降った時間帯で、一気に増水しているのが分かります（紫色は氾濫危険水位）。
また、各務原市でも、新境川の新那加橋水位観測所で一時氾濫危険水位を超え、一部の世帯に避難指示が出されました。
被害
●浸水
岐阜市 床下浸水 ２棟
各務原市 床下浸水 ８棟
●土砂流出
岐阜市鶯谷トンネル北口付近（一時通行止）、鶯谷中学・高等学校へ土砂流出
●護岸崩落（各務原市）
新境川の河川環境楽園管理橋の橋台取付護岸（約１０ｍ）が崩落
岐阜県HP 大雨による被害概要より
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