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3月の観測史上1位を更新する大雨
前線を伴った低気圧が3月12日~13日にかけて東海地方の沿岸部を発達しながら進み、 3月としては記録的な雨量となりました。
低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込み、東海地方では大気の状態が非常に不安定に。三重県では雷を伴い猛烈な雨が降り、大紀町付近では3時30分までの1時間に約120ミリの雨を解析し、記録的短時間大雨情報が発表されました。
大雨の原因は
低気圧の特に東側にこの時期としては強い315K以上の暖湿気が流入(東海地方は3月中旬で大体294K)。
またー20℃以下の寒気を伴う切離低気圧があり、これらの影響で大気の状態がかなり不安定になりました。
12日夕方時点での予想雨量は
12日夕方時点で発表された気象情報では、
12日から13日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、 愛知県 40ミリ 岐阜県 25ミリ 三重県 50ミリ 12日18時から13日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、 愛知県 120ミリ 岐阜県 100ミリ 三重県 180ミリ でした。
MSMとGSMでかなり乖離が大きいです。GSM最大降水量では24時間で200ミリ以上も示唆。
3月としては記録的な大雨に
アメダスの速報値をまとめるとこのようになります。
アメダスの観測では上記のようになり、三重県では予想以上の猛烈な雨の降った所がありました。
三重県南部では3月ひと月分以上の雨量となった所もありました。
予測と比較しやすいよう、おしりの時間を合わせた13日18時までのものがこちら(黄色い部分が24時間雨量)。
三重県では200ミリ以上降った所がありました。
令和元年10月10日気象庁予報部数値予報課の資料(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/minkan/koushu191010/shiryou2.pdf)では、
”MSMガイダンスの予報時間内ではGSMガイダンスよりもMSMガイダンスの利用を優先することを推奨。”
とありますが、今回はGSMの方が近い値がでました。
今後に活かしたいと思います。
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