子連れで行く!アラスカ7泊8日モデルコース【デナリ国立公園・キーナイフィヨルド・26氷河クルーズ・アンカレッジ】

氷河を背景にした「子連れで行く!夏のアラスカ7泊8日モデルコース」のタイトル画像

こんにちは!ロサンゼルス在住の気象予報士、太田絢子です。
今回は、3歳の娘と一緒に訪れたアラスカ7泊8日子連れ旅行についてご紹介します!

「いつか行ってみたい!」と憧れていたアラスカ。手つかずの大自然や氷河、野生動物との出会いはまさに別世界でした。ですが実際に計画しようとすると、

  • 広大な土地のどこを回ればいいの?
  • 移動にどのくらい時間がかかるの?
  • 夏のアラスカはどんな服装で行けばいいの?

と、分からないことがどんどん出てきました。

この記事では、私たちが実際に巡ったデナリ国立公園・26氷河クルーズ・スワード(キーナイフィヨルド国立公園)・アンカレッジをベースにした7泊8日の旅程まとめました。

また、気象予報士としての視点から、アラスカ各地の気候や服装アドバイスも添えています。これから旅行を計画する方の参考になれば嬉しいです!

目次

アラスカの概要/天気・気温まとめ

アラスカってどんな場所?

アラスカはアメリカ合衆国の最北端に位置し、雄大な自然が広がる地域です。

元々はロシア領だったアラスカを、1867年にアメリカがロシアから買収。1959年にアメリカの49番目の州になりました。

アラスカはアメリカ最大の州

初日に泊まったホテルに掲示されていた上の図がとても分かりやすかったです。

面積は約172万平方キロメートルで、日本のおよそ4.5倍の広さ!

比較した地図を見ると、アラスカがほかの州と比べてもいかに大きいかが分かります。アメリカ本土48州の5分の1以上の広さもあるのだとか!

ほかにも、

  • アラスカの国立公園だけで、ペンシルベニア州より広い
  • 10万以上の氷河がある
  • デナリ山は北米で最も高い山で、標高約6,190mもあり、エンパイアステートビル14個分の高さ

などと書かれています。

いかにアラスカが広大で自然豊かな場所か分かりますね!


アラスカといえばオーロラも有名ですが、私たちは今回、主に野生動物の観察やデナリ山(マッキンリー山)を拝みに行くことが目的でした。

様々なアクティビティが楽しめるアラスカの夏は、一般的に5~9月を指し、冬は10月~3月頃を指すことが多いそうです。

夏のアラスカは夜遅くまで明るい時間が続きます。平均気温は15〜20℃前後と過ごしやすいですが、朝晩や高地では一桁台まで冷え込むこともあり、気温差が大きいのが特徴です。

アンカレッジの天気・気温

出典:WMO

こちらはアンカレッジの月ごとの降水量と気温の平均値をグラフ化したものです。

一年で最も気温が高いのは7月で、最高気温は平均20.0℃! なんと涼しいのでしょう。

私が8月に訪れたときも、日中はトレーナー1枚に、少し寒かったら薄手のパーカーを1枚で羽織るくらいで過ごせました。

ただ、夏でも朝晩は一桁になることもありますので、とにかく温度調整しやすい服を重宝します。

また11月~2月は、最高気温でも氷点下になりますので、日本の冬と比べてもかなり寒いです。

オーロラを見に冬にアラスカを訪れる方も多いと思いますが、いわずもがな、
冬のアラスカは日本で過ごす以上の完全防備が必要です。

デナリ国立公園の天気・気温

こちらはデナリ国立公園のHeadquartersがある場所の気温・降水量・積雪深のグラフです(国立公園ウェブサイトのデータから、℉を℃に、インチをミリに変換して作成)。

ビジターセンターからさらに車で5分ほど奥にあり、デナリ国立公園に行ったら多くの方が通る場所です。


夏の最高気温は最も高い7月で約19℃と、意外とアンカレッジと大きくは変わりません。

ただ、雨が降ると寒く感じられ、ジーパン1枚では寒さに耐えられず、私は途中でタイツを買い足しました。

稀に最高気温が25℃以上になることもあるようですが、それでも日本の夏と比べたらかなり涼しく感じられますね。




降水量は6~8月が最も多くなりますが、それでも月平均で80mmほど。

東京の夏の降水量は月に160mm前後ですので、決して多くはありません。

それでも山の天気は変わりやすく、1日の中で晴れ→曇り→雨と変化することもしばしばありましたので、雨具は持参されてください。

また天気の変化とともに体感も大きく変化しますので、防水・防風の上着はとても重宝します。

一方、10月から3月は昼間も気温が氷点下と、極寒です。

デナリ国立公園の天気予報は、アメリカ国立気象局のこちらから確認できます。

キーナイフィヨルド国立公園の天気・気温

エグジットグレイシャーの天気
NOAAのデータから、℉を℃に変換して作成

キーナイフィヨルド国立公園と一口に言ってもとても広いので、ここではエグジットグレーシャーの気温データを引用しました(ただし気温データしかありませんでした…)。

国立公園のウェブサイトによると、キーナイフィヨルド国立公園を訪れるのにオススメの季節は、6月・7月・8月です。

夏でも曇りや雨の日が多く、日中の気温は7℃前後~20℃ほど。

今回の旅でトレイルを楽しむ分には、デナリ国立公園の寒さに耐えられれば、同じような服装で過ごせました。ですが、天気によっても大きく体感は変わりそうです。

冬の気温は氷点下で、エグジットグレイシャー付近では、年間平均降雪量が約508センチ(5080ミリ)に達しますが、降雪状況は時期によって大きく異なります。

キーナイフィヨルド国立公園の玄関口・スワードの天気予報はこちらから確認できます。

夏の子連れアラスカ旅に必要な服装・持ち物

天気や気温、私たちのアラスカ旅行の経験を踏まえて、夏のアラスカ旅にオススメの持ち物をまとめました!

基本の服装

  • 長袖:重ね着しやすいもの。半袖の方もたまに見かけましたが、わざわざ持参しなくても過ごせるかと
  • ポータブルジャケット:コンパクトになる、かさばらないものが便利
  • 防水・防風ジャケット・ズボン:雨に降られる想定はしておいた方がよいです
  • 防水の靴(スニーカーまたはハイキングシューズ):濡れたまま長時間歩くのは体力を消耗する原因になります
  • 帽子・手袋・ネックウォーマー:雨が降った日や氷河クルーズで活躍

私はジーパンだけで耐えましたが、できれば防水・防風のものを事前に用意された方がよいです。

ヒートテックも着ていましたが、日が出ているときに歩くと、暑く感じることもありました。

なので、中に着込むというよりは、重ね着で調整。これが基本です。

持っていくと便利なもの

  • 折り畳み傘:雨が降ったときは活躍します
  • 双眼鏡:野生動物ウォッチングに必須!
  • 虫よけスプレー:私たちは使用しませんでしたが、普段使っている方はあると良いかもしれません
  • 酔い止め:揺れは気になりませんでしたが、心配な方はこちらも準備しておくと安心

1日ごとのスケジュール

Day1:アンカレッジ到着/デナリへ移動

アラスカ航空の機内で提供されるスナックと炭酸水
フライトのお供にBiscoffクッキーとPolar Seltzer。旅の始まりを感じます。

ロサンゼルスを出発し、約5時間のフライトでアラスカ最大の都市アンカレッジへ向かいます!

ドリンクサービスは2回、スナックは1回、機内食はありません。機内食は有料で注文することはできます。

到着後は予約していたレンタカーを受け取りに行きます。なんとアンカレッジ空港では、レンタカーが空港内のビルに置いてあります。なのでカウンターで手続きをしたあとは、エレベーターで移動するだけ!これはとっても便利でした。




その後はさっそく、事前にチェックしていた人気カフェ「Snow City Cafe」でランチ。こちらのお店はオンラインで順番待ちすることができます。

土曜日の11:30に飛行機がアンカレッジ空港に到着してすぐオンラインで列に並び(このときは80組ぐらい列がありました)、荷物やレンタカーの受け取りなどで90分後ぐらいにお店に着いたとき、ほぼ同時に私たちの順番が回ってきました。

鹿肉のソーセージの入ったオムレツやクラムチャウダー、サーモンを使った料理が絶品で、アラスカ旅行のスタートにぴったりでした!

Snowy Cafe(スノーイーカフェ)でランチ
どれをいただいても美味しかったです

この日は早朝フライトだったこともあり、無理してデナリまでは向かわず、途中にあるホテル Mt. McKinley Princess に宿泊することにしました。

マッキンリープリンセスロッジの外観とオオカミ像
レストランや土産店も充実していました

カフェやお土産店、レストランも充実しており、初日に宿泊するのには最適なホテルでした。

キャンプファイヤーや、その周りではアメリカ恒例のスモアもふるまわれていましたよ。

Day2:デナリ国立公園観光(野生動物ウォッチング)

デナリ国立公園入口の木製看板と森の風景

2日目は、この旅最大の目的地の一つ、デナリ国立公園へ向かいます。

準備不足だった私たち、実は一週間前にデナリのシャトルバスの予約をしようとしたところ、ナレーション付きのバスツアー(Narrated tour buses)はすでに満席でした。

なので、ナレーションのない乗り降り自由のバス(Non-narrated transit buses)を予約。

それでも午前中の便はいっぱいで、12:30からのバスになりました。

朝はゆっくりできましたし自分たちのペースで周れるので、結果的にはよかったですが、特にガイド付きのバスは埋まるのがより早いので、日程が決まったらバスの予約も早めに済ませることをオススメします…!




この日は11:00ごろ到着し、ビジターセンターで情報をチェックします。

こちらのビジターセンターも見どころが多いので、時間をとって見学されてくださいね。

デナリビジターセンターの展示室にあるムースの模型と背景の山々の絵
ムースやオオカミなど、アラスカの生態系を学べる展示が充実しています。

その後は、いよいよシャトルバスに乗り込みます!

ちなみに、デナリ国立公園内のバスは、ブースターシートやチャイルドシートが必須です。

日本とはもちろん、アメリカは州によっても規定の年齢・身長・体重が異なりますので、事前にしっかりと確認されてください。

片道2時間強の道のり、眼を凝らして野生動物を探します。

アラスカで野生動物のBIG5といわれるのはビッグベア・ムース・カリブー・オオツノヒツジ・オオカミです。

私たちはガイドなしのバスでしたが、運転手さんは色々と説明してくれたり、一緒に動物を探してくれたりします。

しばらく走ると、動物が…いた!!!

デナリ国立公園の森の風景
この中にカリブーがいるらしいのですが…

らしいのですが、遠すぎて全く分かりませんでした苦笑

隣にいた女性に写真を撮ってもらい、ここだよ、と教えてもらったのですが、今でも分かりません泣

その後も、皆さん視力5.0あるのかな? という勢いで次々と見つけていきます。

私たち家族は自力で探すのをほぼ諦め、周りの皆さんに頼る状況。

双眼鏡はできれば一人一つあるといいですよ。

サファリバスの窓から動物を観察する旅行者
動物を必死に探している私

私たちが乗ったバスは乗り降り自由なトランジットバス。途中で乗ってきた男性がすごかった…!!

すごい勢いで「〇〇がいるぞ!」と叫んでバスを停め、みんなで一斉に捜索が始まるということが何度もありました。

その素晴らしいハンターのおかげで、私たちが乗ったバスではビッグベア・ムース・カリブー・オオツノヒツジを発見することができました。ビッグ5のうち4つも見つけられれば、大満足です。

デナリ国立公園の草原に立つ野生のムース
バスから見つけた野生のムース

雨だったこともあり、私たちはトイレ休憩以外はバスから降りず乗ったままで、道中のトレイルなどはしませんでした。カーシートもあり、付けっぱなしが楽でしたしね…。

帰りのバスは疲れて寝ている方が多かったです。

1~2時間おきぐらいにトイレ休憩はとってくれます。

Day3:デナリ国立公園トレイル/犬ぞり犬舎

デナリ国立公園のトレイル、Savage Area Trails
子どもも歩きやすいですが、目は離さないように!

この日は公園内のトレイルに挑戦してみることに。訪れる方が多いというSavage Area Trailsは歩きやすく、子連れでも挑戦できました。ただ所々危険な箇所はありますので、子どもから目を離すことはできません。

私たちはレンタカーでしたので、近くの駐車場にとめて、そこから往復約1時間40分のトレイルです。

この日もトレイル場所まで向かう道中で、ムースに会うことができました。

午後は公園内の犬ぞり犬舎(Sled Dog Kennels)を訪問。現役の犬たちと触れ合うことができます。

犬ぞり用の犬が小屋の上で眠っている。
冬の犬ぞり体験に欠かせない犬たち。

デモンストレーションもやっていますので、こちらは事前に時間を確認するのがいいと思います。

そして、この日は午後だんだんと晴れてきたので、デナリ山が拝めるのではと思い、鑑賞スポットに行ってみると、しっかり見られました…!

遠くに雪をいただくデナリ山、手前に広がる森と草原。
雲の合間から顔を出したデナリ山。圧倒的なスケールに、ただただ見とれてしまいます。

デナリ山だけ合成のようですが、本物です!

ここまできても約3割の人しか見られないというデナリ山を見られて大満足でした。

ちなみに、この3割という数字は俗説的に使われているようで、科学的根拠は見つけられませんでした(どなたかご存知でしたら教えてください)。

できれば日の入りにビュースポットにいってマジックアワーの空とデナリ山の写真を撮りたかったですが、何せこの日の日の入りは22:30ごろ。朝一番でトレイルをした子連れには厳しく、諦めてしまいました。

Day4:デナリ国立公園トレイル/アンカレッジへ

Horseshoe Lake Trail(ホースシューレイクトレイル)

この日も朝一番で別のトレイル、Horseshoe Lake Trailを楽しみました。湖畔の景色がとても美しかったです!

アップダウンが多いトレイルですが、3歳の娘も半分以上は自力で歩いてくれました。

その後はビジターセンターで昼食をとり、午後はアンカレッジへ戻ります。

この日も所々にあるデナリ山のビュースポットに立ち寄りましたが、頂上までは拝めませんでした。

長いドライブ、道中で食べたアイスクリームのなんと美味しいこと…!

行きに見かけたとき行列ができていたので、帰りは絶対に寄ろうと決めていました。

屋外に立つ巨大なソフトクリームのオブジェとマーケット。青空が広がっている。
ローカル感たっぷりのMillers Market。

約5時間の道のりですが、山道ですのでほとんど電波が入りません。

必要な方は、動画などは事前にダウンロードしておきましょう!

また飲食店もほとんどありませんので、おやつも多めにストックしておくと安心です。

Day5:26氷河クルーズ体験

26氷河クルーズで見られる巨大な氷河と氷上に休むアザラシ

早いもので旅ももう後半戦!

朝アンカレッジを出て、トンネルを抜けてウィッターへ行き、ここから出発する26氷河クルーズに参加しました。

このトンネルは線路になっていて、電車と同様に線路の上を車も通ってウィッターへ向かいます。

すごく新鮮な体験で面白かったですね。

トンネルを通れる時間は決まっていて、行きも帰りも結構待ち時間があります。

周辺にあまり観光する場所はないですが、港町をゆっくり歩くだけでも非日常感を味わえます。




クルーズは相席で、6人席に他の3人家族と一緒でした。

2人席もかなり少ないので、2人の場合も4人席で相席になる確率が高いのかな? と想像しました。

船が出航すると、すぐに昼食が配られます。美味しかったですが、大人の男性では量が少し足りないかもしれません。

クラムチャウダー、クラッカー、チーズ、パン、コールスローのランチセット。
濃厚で体が温まるクラムチャウダー。

コーヒー・紅茶・水は無料、炭酸やアルコールは有料で販売されています。

食事を楽しんでいると、間もなく氷河が見えてきます…!

遠くからでも、窓からでもわかる氷河の美しさと迫力にすっかり虜になってしまいました。

昼食をいただいてから外に出て、野生動物を観察したり氷河を見たりして楽しみます。

岩場で休む多数のアシカ。背後にはアラスカの森と山が広がっている。

運が良ければクジラに出会えることもあるそうです。

一番奥にある氷河がこの旅のクライマックス。

奥の方に進むにつれて、海に浮かぶ氷の量も多くなっていきました。

氷の海で流氷に乗るアザラシと背景に迫る氷河
氷河を背景にのんびり過ごすアザラシ

船から氷をすくいあげて船内に展示したり、紙コップに入れて配られたり、またお酒をこの氷でロックで飲んでいる方もいましたよ。

クルーズ船で氷のかけらに触れる子ども
船に引き上げられた氷に触れて大興奮!

海上は冷たい風が強く、ニット帽や手袋をされている方もいました。防寒対策はしっかりと!

帰りもトンネルを抜けて、この日はキーナイフィヨルド国立公園の玄関口、スワードという街まで移動します。

Day6:スワード観光/氷河ハイキング

エグジットグレイシャーExit Glacier
夏でも圧倒される白と青の世界。

スワードに滞在し、朝からExit Glacierをトレイルします。

氷河は年々後退していて、「氷河が何年までここにあった」という年号の看板が所々かかげられています。

私たちはできるだけ近くまで見たいと思い、Glacier Overlookまで行きました。往復2時間ほどのトレイルです。

娘を抱っこしている時間は長かったですが…頑張ってよかったです。

また、往復約8時間で氷河の上を歩くトレイルも楽しめる場所もありますよ。




その後はスワードの街へ戻り、お昼はChattermark Sewardというお店でアラスカ名物のサーモンバーガーをいただきました。

フライドポテトを添えたサーモンバーガー。

こちらのしかいただいていないので比較できないのですが、食べたことのないソースで美味しかったです!

午後はスワードの街を散策。

漁港では獲れたばかりの新鮮な魚がどーん!歓声が上がっていました。

スワード港で釣り上げられた魚が並ぶディスプレイ
港に吊るされた新鮮な魚たち。アラスカの海の恵みを実感できる風景です。
アメリカ国旗が掲げられたスワードの港町に集まる人々
港町スワードは観光客と地元の人でにぎわい、マーケットや食事処が立ち並びます。

高級魚ハリブットをさばく様子も間近で見られ、楽しかったです。

キーナイフィヨルド国立公園のビジターセンターも、すぐ近くにあります。

Day7:野生動物センター/氷河トレイル

アラスカ野生動物保護センター・Alaska Wildlife Conservation Centerのエルク。
アラスカ野生動物保護センターでは、どの動物も間近に見られました。

この日はアンカレッジに戻りつつ、ギリギリまで氷河を堪能します。

まずはアラスカ野生動物保護センター(Alaska Wildlife Conservation Center)に立ち寄り、保護されたクマやムース、バイソンなどを間近で観察しました。安全に動物を見られるので子連れにおすすめです。

敷地がかなり広大で、歩いて回るのはとても大変です。車で周ることもできますので上手く使ってくださいね。

近くのカフェで昼食を済ませたあとは、Byron Glacier Trailへ。こちらは往復1時間半ほどのトレイル。

先をすすんでいくと、目の前にどーん!と氷河が広がります!!!

バイロングレイシャートレイル・Byron Glacier Trail
アラスカならではの大自然を間近に感じられます。

本当は川を渡って氷河のトンネルに入りたかったのですが、この日は川の流れが早くて断念。

これで氷河は見納め。もっともっと氷河を堪能したかった気持ちもありますので、ここまで訪れる方はぜひ日程には余裕をもって!

アンカレッジに戻ったあと、最後の晩餐は「49th State Brewing」にしました。

アラスカ名物キングクラブ。49th State Brewing。
身がぎっしり詰まったキングクラブ

人気店なのでとても混雑していました。60分くらい待ちましたが、近くにはお土産店も多くありますので、散策することもできます。

キングクラブ$149、サーモンは$40くらい。こちらでいただいた食事が、今回の旅で一番おいしかったです!

Day8:アンカレッジ観光/帰路

アラスカの空港に展示されたヒグマとヘラジカの剥製
アラスカ空港内の展示

最終日はアンカレッジ市内をゆっくり散策しました。

朝一番はCoastal Trailへ。平坦な道でベビーカーでも歩きやすかったです。

すぐ隣をアラスカ鉄道が通ったり、近くの公園の遊具には氷河がデザインされていたりと、最後までアラスカ気分を満喫できました。

もちろん絶景も!

その後はEarthquake Parkへ。

アースクエイクパークは、世界第2位となるマグニチュード9.2記録した(1900年以降に発生した地震)、1964年3月27日の地震について学ぶことができます。

アラスカのアースクエイクパーク

Coastal TrailからEarthquake Parkまでは歩いていくこともできます。

本当はAlaska Museum Of Science & Natureに行く予定だったのですが、開館時間になっても開かず…。

隣には誕生日会を予約していたというご家族もいたので、開館日だということは間違いなさそうです。

アメリカの大雑把な部分は慣れてきたと思っていましたが、予定30分を過ぎても開かなかったのはさすがに驚きました。

飛行機の時間があったので諦めてしまいましたが、行かれる予定の方は、念のためお気をつけて!




その後はガソリンを入れて空港に戻ります。

空港内にもアラスカらしい展示があり、最後まで旅を満喫。家族にとって一生の思い出となるアラスカ旅行を締めくくりました。

まとめ

子連れ旅行の注意点

今回の7泊8日のアラスカ旅行は大満足でしたが、実際に行ってみて「こうすればもっと楽だったかも」と感じた点もありました。これから子連れで訪れる方のために、注意点をまとめます。

✔ 長距離移動への備え

  • デナリ〜アンカレッジ、アンカレッジ〜スワードは片道数時間のドライブで、電波がほぼ入らない
  • 子どもが飽きないようにおやつ・絵本などを準備
  • 途中で休憩できるスポットを事前に調べておくと安心

✔ 食事の選択肢が限られる

  • デナリ国立公園周辺はスーパーが少ない(レストランはありますが私は胃が休まりませんでした…)
  • 子どもが食べ慣れた軽食(パックご飯やシリアルなど)を持参すると安心
  • 宿泊施設に電子レンジがあるか事前にチェック(アメリカのホテルは電気ポットはほぼありません)

✔ 天気と寒暖差の影響

  • 日中は20℃前後でも、氷河クルーズや雨のデナリはとても寒い
  • 脱ぎ着しやすい服装を選ぶ
  • カイロ・雨具もあると重宝

次回行くなら訪れたい場所

今回の旅ではデナリ国立公園や氷河クルーズなど、アラスカの大自然をたっぷり堪能できましたが、行けなかった場所もまだまだあります。次回訪れるなら、ぜひ体験してみたいのがこちらです。

  • カトマイ国立公園(Katmai National Park)
    世界的に有名なのが、クマがサケを豪快に捕まえる光景。陸路では行けず空路で向かいます。シーズンは7月と9月だと知り、8月に予定してしまった私たちは断念。
  • グレイシャーベイ国立公園(Glacier Bay National Park)
    世界遺産にも登録されている氷河地帯。クルーズ船から迫力ある氷河を間近で見られるチャンスがあります。
  • フェアバンクスでのオーロラ体験
    夏の終わりからはオーロラを見るチャンスも。いつか子どもと一緒に夜空いっぱいに広がる光のカーテンを眺めたいです。

いかがでしたか?

大自然の魅力がいっぱいのアラスカ旅行は、一生の思い出になること間違いなし!

今回の記録が少しでもご参考になれば幸いです^^

参考ウェブサイト
デナリ国立公園
キーナイフィヨルド国立公園
NOAA
WMO

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