生後5か月で仕事復帰!母乳は続ける?断乳する?

命がけの出産を終えたあと、働くお母さんを待っているのが仕事復帰。

まだお子さんが母乳を飲んでいる場合、母乳育児を続けるのか断乳するのか、悩みますよね。

私は生後5か月で仕事復帰することになり、私にとっても子供にとってもどの選択がベストなのか、悩みに悩みました。

今から仕事復帰を控えるお母さんの少しでも参考になれば幸いです。

※私は産後すぐ執筆や監修の仕事を再開しましたが、ここでいう仕事復帰は、出勤を伴う週5日勤務を想定しています。

目次

結論から言うと、私は母乳育児を続けました

結論から言うと、私は母乳育児を続けることにしました

大きく分けて理由は3つあります。

まず一つめは、やはり生後5か月で娘を預けて仕事復帰することに後ろめたさがあり、

「仕事復帰していなければしてやれたこと」はできるだけしてやりたいと思ったからです。

二つめは、私が妊娠中に妊娠糖尿病と診断されたことです。

産院で、母乳で育てた場合、母子ともに将来糖尿病になる頻度が減ると説明を受けました。日本産科婦人科学会のHPにも記載されています。

ただし、いつまであげれば有効なのかというのは明確には分からなかったため、できるだけ続けたいと思っていました。

三つめは、これが私にとって最初で最後の授乳になるかもしれないと感じていたためです。

特に第二子以降の予定はない(産むとも産まないとも決めていない)ので、

授乳という尊いことができる貴重な機会だと思うと、自らその機会を断ち切るという決断ができませんでした。

私のなかでは、せめて生後6か月くらいまでは、朝晩や土日だけでも母乳育児を続けたいと思っていました。

職場で搾乳するにあたり、用意したもの

娘が生後3か月ごろに乳腺炎になりかけた私は、

母乳育児を続けるにあたって職場での搾乳は必須と考えていました。

用意したものは、

・搾乳機
・母乳パック
・母乳を運ぶための保冷バッグ(冷凍母乳OKの保育園でした)
・食器用洗剤
・ティッシュ

です。

搾乳機は元々出産前に用意していたのが、ピジョンの手動搾乳機でした。

自動のものがあることは知っていましたが、高価でもありますので、ひとまず手動のもので対応することにしました。

また保育園は冷凍母乳OKでしたので、保冷効果のあるペットボトルカバーを購入しました。

これが、母乳パック2つと小さい保冷剤2個を入れるのにぴったりのサイズでとても重宝しました!

搾乳後は職場の冷凍庫へ入れて、帰る時に保冷剤と一緒に入れて持ち帰ります。

搾乳後は搾乳機を洗浄する必要があるため、食器用洗剤とティッシュを置いておきました。

タオルも考えましたが、荷物も洗濯物も増えるのでティッシュにしました。

また、すでに生後5か月だったこともあり、哺乳瓶や搾乳機の消毒はこのタイミングでやめることにしました。

ここが大変だった!

哺乳瓶に慣れない

冷凍母乳とはいえ哺乳瓶であげることになりますので、哺乳瓶の練習が必要になります。

最初は哺乳瓶を加えさせようとすると全力で泣き叫び、なかなか飲んでもらえませんでしたが、

機嫌の良いときになるべくあげると、少しずつ飲んでくれるようになりました。

それでも保育園入園までには間に合いませんでしたが、保育園の先生方の協力もあって、

入園後1週間ほどで嫌がらずに哺乳瓶で飲めるようになりました。

とにかく時間がない

仕事はただでさえ時間との勝負になりますが、職場で搾乳するとなると、さらに時間に追われることになります。

職場復帰する前、娘が生後5か月のころは、

①5時 ②9時 ③13時 ④17時 ⑤20時半 ごろの、1日5回程度母乳をあげていました。

私の仕事は10~19時までで20時帰宅、娘を保育園に預ける時間は9~18時半です(迎えは家族が行きます)。

このため、③昼 ④夕方 の2回分を保育園であげてもらうことになり(私も職場で2回分搾乳)、

残りの3回分の授乳はこれまで通り自宅で母乳育児を継続します。土日は全て母乳です。

休憩時間は1時間ですので、2回搾乳するには、1回あたり30分以内で搾乳を終わらせないといけません
(私は「育児時間」は申請しませんでした)。
さらに、お行儀はよくないのですが、現実問題、搾乳しながら昼食も済ませる必要がありました。

いざ始めてみると、問題が起こります。

手動の搾乳機だと、片手で支えて片手で絞る、ということになりますので、食事を済ませることができません。

ということで、すぐに自動の搾乳機を購入することになりました。

ダブルも検討しましたが、洗い物が増えると時間をロスしてしまうので、シングルのものにしました。

搾乳で片方10分ずつ、片付け10分という時間配分で、搾乳している間に片手で食べられるもので食事を済ませました。

また、仕事の都合で毎日2回搾乳できるとも限りません。

1回しか搾乳できなかったときには、乳腺炎を防ぐべく、トイレに駆け込んで手で絞ることもありました
(さすがに衛生上、それは持ち帰らず処分します)。

職場復帰から卒乳するまでの授乳頻度・スケジュール

生後5か月半~6か月半

平均で1回120mlほど、1日2回搾乳できていましたので、最初の1か月は冷凍母乳のみで保育園を過ごしていました。

生後6か月半~8か月半

その後娘が成長するにつれて、飲む量が増えてきます。

やはり直接飲んでもらうよりも搾乳では量が少なくなってしまうので、ここでミルクを足すことになります。

生後6か月半以降は、母乳とミルクが合わせて200mlになるように保育園では飲ませてくれていました。

ここで、母乳用とミルク用、それぞれの哺乳瓶が必要になりますので、哺乳瓶をもう一つ買い足すことに。

職場復帰してすぐのころは、せめて6か月になるまでは母乳を…と思っていましたが、

娘が欲しがるうちは続けよう、と欲が出てきてしまいます。

生後8か月半~9か月半

入園後まもなく離乳食を開始した娘は食べっぷりがとてもよく、残すことはほとんどありませんでした。

朝晩、離乳食後に飲む母乳の量も徐々に減っていたため、このころには1回の搾乳量が100mlに満たないこともあり、

ミルクの割合が徐々に増えていきます。

このタイミングで、職場での搾乳も2回から1回に減らすよう調整していきました。

生後9か月半~10か月半

職場での搾乳を1回にしたため、保育園でのミルクは1回は完ミ、もう1回はミルクと母乳を100mlずつ、という状況でした。

生後10か月半

このころから職場での搾乳も毎日は必要なくなり、張ってつらいときのみになりました。

このため保育園にいるときはほぼ完全ミルク、引き続き朝晩と、土日は母乳を続けます

ただし、どうしても母乳の分泌量は減ってくるので、家でも足りなさそうであればミルクを足すこともありました。

哺乳瓶をみて「やったー!たくさん飲めるぞ!」と喜ぶ娘を見ると、少し寂しくも感じました。

もう娘にとって母乳は必要ないものだったのだと思うのですが、

私の方がなかなか卒業できず、母乳をあげ続けていました

保育園での離乳食提供が後期からのみのため、保育園での離乳食はこのころから始まりました。

引き続き保育園での授乳は1日2回です。

1歳1か月 あっけなく卒乳

離乳食がスムーズに進んでいたため、ミルクの量が徐々に少なくなります。

離乳食を食べ終われば満足することも増え、娘が活動的になると朝の支度も忙しくなることから、

母乳をあげるのを忘れることもありました。

それが数日続いて、もうあげなくてもいいかと思い、あっさり卒乳しました。

最後は写真を撮ろう、母乳ジュエリーを作ろうなどと思っていましたが、

そんなこともなくあっけない卒乳に…。追加であげていたミルクも、ほぼ同時にやめました。

最後に哺乳瓶でミルクをあげたときは、たくさん泣いてしまいました。

子どもの成長はあっという間で寂しいですよね。

1歳2か月

保育園で飲んでいたミルクがなくなったタイミングで、ミルクも完全に卒業しました。

保育園には幼児食がないらしく、もう大人と同じものを食べるようになっています。

頑張って母乳育児を続けてよかった

職場で搾乳をするにあたって、場所を探したり、時間の制約があったりと、楽ではありませんでしたが、

それでも私は母乳育児を続けてよかったと心から思っています

仕事中、張って張って辛かったり、ただでさえ仕事は忙しいのに余計に時間に追われたりと、

大変だったはずなのですが、その苦労は今となってはとても些細なことに感じられます。

私はフルタイム(10~19時)勤務で娘と過ごす時間がとても短いので、授乳の時間は貴重な親子の触れ合いの時間でした。

飲んでくれるのなら、今でもあげたいなぁと思います。

ただ、卒乳することで日常生活が楽になったのも事実です。

乳腺炎を気にかけることもなくなり、夜の寝かしつけを誰でもできるようになり、カフェインを摂れるようにもなりました。

職場での搾乳はない方が、職場へも迷惑や心配はかけませんし、仕事にも集中できると思います。

それでも授乳できるのはとても短い時間ですし正解はないので、

今悩んでいる皆さんにも、後悔のない授乳生活を送っていただきたいです。

今回のお話が、一人でも多くのお母さんのお役に立てれば幸いです。

もしご質問があればご遠慮なくお寄せください!

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